ハーツは、できるだけ失点札を取らないように進めるトランプゲームです。
多くのカードゲームが「強い役を作る」「早く手札をなくす」ことを目指すのに対して、ハーツでは点数になるカードを避けることが基本になります。
一見すると地味に見えますが、どのカードを出すか、いつ危険な札を押しつけるか、他の人が何を集めているかを読む力が重要で、遊ぶほど面白さが増すゲームです。
このページでは、ハーツの基本ルール、カードの配り方、1トリックの流れ、失点の仕組み、カード交換、ハートブレイク、シュート・ザ・ムーンまでを、初めてでも迷わない順番でまとめます。
実際に遊びたい方は、ハーツ本体ページもあわせてご覧ください。
まずは結論:ハーツの基本ルール
ハーツの基本は次の通りです。
- 各プレイヤーにカードを配る
- 1枚ずつカードを出してトリックを行う
- 最初に出されたマークと同じマークを持っていれば、そのマークを出さなければならない
- 同じマークの中で最も強いカードを出した人が、そのトリックを引き取る
- ハートのカードとスペードのQは失点札になる
- ラウンド終了時に失点を数え、累計失点が少ない人ほど有利になる
つまりハーツは、できるだけ点数になるカードを取らないように立ち回るゲームです。
ハーツとはどんなゲーム?
ハーツは、4人で遊ぶことが多いトリックテイキングゲームです。
トリックテイキングとは、各プレイヤーが1枚ずつカードを出し、その中で勝った人がその束を取る形式のゲームです。
ただし、ハーツではトリックに勝つこと自体が目的ではありません。
ハートのカードやスペードのQを取ると失点になるため、むしろ危険なカードを引き取らないことが重要になります。
そのため、強いカードを持っていれば有利とは限らず、場面によっては勝たないほうがよいことも多いです。
使うカード
ハーツでは、通常のトランプ52枚を使います。
ジョーカーは使いません。
4つのマークすべてを使いますが、失点に関わるのは主に次のカードです。
- ハートのカードすべて
- スペードのQ
使用カードの基本
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 使用カード | 通常のトランプ52枚 |
| ジョーカー | 使わない |
| よくある人数 | 4人 |
失点札とは?
ハーツでは、特定のカードが失点札になります。
ハート
ハートは1枚につき1点です。
ハートを多く取るほど失点が増えます。
スペードのQ
スペードのQは特別な失点札で、通常は13点です。
1枚で大きな失点になるため、とても危険なカードです。
つまり、1ラウンドで失点になる合計は次のようになります。
- ハート13枚 = 13点
- スペードのQ = 13点
合計で26点分の失点札があります。
失点札の一覧
| カード | 点数 |
|---|---|
| ハート1枚 | 1点 |
| スペードのQ | 13点 |
| 1ラウンド合計 | 26点 |
ゲーム開始時の準備
トランプをよく切り、全員に均等に配ります。
4人で遊ぶ場合は、1人13枚ずつ持ちます。
配り終えたら、各プレイヤーは自分の手札を確認し、必要に応じてカード交換を行うことがあります。
この交換ルールはハーツの定番要素の1つです。
開始時の基本
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 4人プレイ時の手札 | 1人13枚 |
| 開始前の処理 | カード交換を行うことが多い |
カード交換
ハーツでは、ラウンド開始前に手札から不要なカードを3枚選び、他のプレイヤーに渡すルールがよく使われます。
交換する相手はラウンドごとに変わります。
代表的な流れは次の通りです。
- 1回目:左へ3枚渡す
- 2回目:右へ3枚渡す
- 3回目:向かいへ3枚渡す
- 4回目:交換なし
この4ラウンドを1周期として繰り返します。
カード交換によって、危険な札を手放したり、逆に思わぬ強い札を受け取ったりするため、ハーツの戦略に大きく関わります。
カード交換の基本サイクル
| ラウンド | 渡す相手 |
|---|---|
| 1回目 | 左 |
| 2回目 | 右 |
| 3回目 | 向かい |
| 4回目 | 交換なし |
カード交換の考え方
カード交換では、単に弱いカードを渡すだけではなく、危険な高札を手放すことが重要です。
特にスペードのQまわりで危険になりやすい高いスペードや、取りたくないトリックを勝ってしまいそうな高札は、交換候補になりやすいです。
また、1つのマークを手札から減らしておくと、そのマークが出たときに別の危険札を逃がしやすくなる場合もあります。
最初のトリックは誰から始める?
ハーツでは、最初のトリックを始めるカードが決まっていることが多く、一般的にはクラブの2を持っている人が最初にそのカードを出して始めます。
最初のトリックはゲーム全体の流れを作る重要な場面ですが、この時点ではまだハートや危険札の扱いに制限があることが多いため、通常のトリックとは少し感覚が異なります。
1トリックの流れ
ハーツの1トリックは次の流れで進みます。
- 最初の人が1枚出す
- 他の人も順番に1枚ずつ出す
- 最初に出たマークと同じマークを持っていれば、そのマークを出す
- 同じマークの中で最も強いカードを出した人が、そのトリックを取る
- その人が次のトリックの最初の1枚を出す
これを手札がなくなるまで繰り返します。
1トリックの流れ一覧
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| 1 | 最初の人が1枚出す |
| 2 | 他の人も1枚ずつ出す |
| 3 | 同じマークを持っていれば必ずそのマークを出す |
| 4 | 同じマークの中で最も強いカードが勝つ |
| 5 | 勝った人が次のリードを行う |
マークを合わせるルール
ハーツでは、最初に出されたマークを持っている場合、そのマークを必ず出さなければなりません。
これを守れないとルール違反になります。
たとえば、最初の人がスペードを出したなら、自分がスペードを持っている限り、スペードを出す必要があります。
持っていなければ、別のマークを出してかまいません。
このルールがあるため、危険札を逃がしたくても、手札しだいでは出せないことがあります。
カードの強さ
ハーツでは、トリックの勝者を決めるときだけカードの強さを比べます。
強さは通常、同じマークの中で数字の大きいカードほど強いと考えます。
たとえば、最初にクラブが出たトリックでは、クラブ同士で強さを比べます。
ハートやスペードを出していても、クラブが出ていなければそのトリックには勝てません。
トリックで勝つカードの考え方
| 状況 | 勝敗の決まり方 |
|---|---|
| クラブがリードされた | クラブの中で最も強い札が勝つ |
| リードと違うマークを出した | そのカードでは基本的に勝てない |
マークを持っていないときはどうなる?
最初に出されたマークを持っていない場合は、別のマークを出せます。
このとき、ハートやスペードのQを出して危険札を手放せることがあります。
ただし、最初のトリックではハートやスペードのQを出せないルールがよく使われます。
また、ハートは一度割れるまでリードに使えないのが一般的です。
そのため、「マークを持っていなければ何でも自由」というよりは、例外ルールもあわせて考える必要があります。
ハートはいつでも出せるのか
ハートは失点札なので、最初から自由に出せるわけではないルールが一般的です。
多くの場合、ハートは一度「割れる」まで最初の1枚として出せません。
ハートが割れるとは、誰かがマークを合わせられない場面でハートを出し、その時点で以後ハートをリードに使えるようになることです。
このルールがあるため、序盤はハートを押しつけたくても出せない場面があります。
最初のトリックの制限
最初のトリックでは、失点札を出せないルールが使われることが多いです。
つまり、最初のトリックではハートやスペードのQを出せない形です。
この制限によって、ゲーム開始直後に大きな失点が発生しにくくなっています。
1ラウンドの点数の数え方
1ラウンドが終わったら、各プレイヤーが取った失点札を数えます。
- ハート1枚 = 1点
- スペードのQ = 13点
この合計がそのラウンドの失点になります。
ハーツでは、点数が高いほど不利です。
ラウンド終了時の点数計算
| 失点札 | 点数 |
|---|---|
| ハート1枚 | 1点 |
| スペードのQ | 13点 |
シュート・ザ・ムーンとは?
ハーツの代表的な特殊要素が、シュート・ザ・ムーンです。
これは、1人がそのラウンドの失点札をすべて取った場合に発生します。
つまり、
- ハート13枚
- スペードのQ
をすべて1人で取った場合です。
このときは通常どおり26点を失うのではなく、特別な処理になります。
一般的には、他の3人がそれぞれ26点を受け、自分は0点になる形で処理されます。
ハーツでは本来失点札を避けるのが目的ですが、手札によっては逆にすべて取り切ることを狙う作戦もあります。
1ラウンドの終わり
全員の手札がなくなったら、そのラウンドは終了です。
取った失点札を数え、それぞれの合計失点に加算します。
ハーツは1ラウンドで勝敗を決めることもありますが、多くの場合は複数ラウンドの合計失点で最終順位を決めます。
ゲーム全体の勝敗
ハーツでは、一定点数に到達した時点でゲーム終了とすることが多いです。
たとえば、誰かの累計失点が100点に達したら終了し、その時点でもっとも失点が少ない人が勝ちになります。
つまり、ハーツは1回のラウンドだけでなく、全体を通して失点を抑えることが大切なゲームです。
ゲーム全体の終了例
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| よくある終了条件 | 誰かの累計失点が100点に達する |
| 勝者 | その時点で最も失点が少ない人 |
ハーツでよくある勘違い
トリックを取れば有利とは限らない
ハーツでは、トリックを取ること自体が有利とは限りません。
失点札を含むトリックを取れば不利になります。
強いカードが多ければ勝ちやすいわけではない
高いカードはトリックを取りやすく、危険札を引き受ける原因にもなります。
場面によっては弱いカードのほうが扱いやすいこともあります。
ハートは最初から自由には出せない
ハートは一度割れるまで最初の1枚として出せないルールが一般的です。
スペードのQだけで大きな失点になる
スペードのQは1枚で13点になるため、ハート数枚よりずっと重い危険札です。
当サイトのハーツ ルール
当サイトのハーツで採用しているルールは、ここに実装内容を書くと分かりやすくなります。
| 項目 | 当サイト仕様 |
|---|---|
| プレイ人数 | |
| カード交換 | |
| 最初のリード | |
| ハートブレイク | あり / なし |
| 最初のトリックでの失点札 | |
| スペードQの点数 | |
| シュート・ザ・ムーン | |
| ゲーム終了点 | |
| 勝敗の決まり方 |
この欄に実装内容を入れることで、このページは当サイトのハーツにそのまま対応したルールページになります。
初心者向けのコツ
ハーツでは、失点札を持っているからといって、すぐに処理できるとは限りません。
まずは、自分がそのトリックに勝ちそうかどうかを見ながらカードを出すことが大切です。
また、スペードのQはとても危険なので、スペードの高い札を多く持っているときは特に注意が必要です。
ハートも少しずつ失点になりますが、スペードのQは一気に重くのしかかります。
さらに、カード交換では危険札や高札をどう処理するかを考えると、プレイしやすくなります。
最初は難しく考えすぎず、
- 同じマークがあれば必ず出す
- ハートとスペードのQは失点札
- 失点を少なく抑えることが目的
この3つを意識するだけでも十分に遊べます。
初心者が意識したいこと
| ポイント | 考え方 |
|---|---|
| 勝ちそうなトリックかを見る | 取ってしまうと失点札を抱えることがある |
| スペードのQを警戒する | 1枚で13点なので特に危険 |
| 交換で危険札を処理する | 高いスペードや重い札を手放す意識を持つ |
よくある質問
ハーツはどんなゲームですか?
失点札をできるだけ取らないように進めるトランプゲームです。
最終的に失点が少ない人が有利になります。
ハートは何点ですか?
通常は1枚につき1点です。
スペードのQは何点ですか?
通常は13点です。
ハーツの中でも特に危険なカードです。
トリックに勝つことはよいことですか?
必ずしもよいとは限りません。
失点札を含むトリックを取ると不利になります。
ハートはいつから出せますか?
一般的には、誰かがマークを合わせられない場面でハートを出し、ハートが割れた後から最初の1枚として出せるようになります。
シュート・ザ・ムーンとは何ですか?
1人が失点札をすべて取ったときに発生する特別な処理です。
通常の失点とは違う形で点数が動きます。
実際にハーツを遊ぶ
失点を避ける駆け引きを試したい方は、ハーツ本体ページへどうぞ。


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